2024年年頭所感

2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

まず、元日に発生しました能登半島地震でお亡くなりになられた方に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心から願っています。

昨年を振り返りますと、新型コロナ感染症の分類が５類感染症に変更されたことで行動制限が撤廃され経済活動の正常化が進んだ１年だと考えます。しかしながら、海外における軍事衝突も発生し不穏な状況が続いています。また金融政策の引き締めにより円安が進んでおり、輸入製品を中心に物価が上昇し、家計を圧迫しております。簡単に対処できない課題が多くございますが、今年は日々培っている力を発揮して、社員の生活の質向上を目指して大いに飛躍する年にしたいと思います。

年頭訓示とし、下記の通り社員の皆さんにお伝え致しました。

力を蓄える１年

2023年は人材育成とDX推進、マーケティング強化を進めて参りました。中長期の視点で当社が成長できる土台作りとなります。特に人材育成においては、「HITOMIGAKIプロジェクト」を推進しました。管理職のコーチング・コミュニケーションスキルの向上やメンバーの社会人基礎力を見つめなおす機会を創出しました。企業ステージをもう一段上げるためには組織力の向上が必要であり、その組織を構成するメンバー一人ひとりのスキル向上を目指して進めております。研修を通じて小さな気づきや学びを得られたのか必ず振り返ってください。また、DX推進を行い間接事務工数の削減やマーケティングに資する社内情報の蓄積を目標にプロジェクトメンバーに頑張って頂いております。

通常の生産業務に加えて、新たな取り組みを実施しているため社員の皆さんには負担をかけていると思いますが、長く幸せに働ける会社を目指していくために必要な取り組みだと考えております。そして、市況状況が目まぐるしく変化する中で、新たな事業領域の獲得や新規受注を増やすために頑張っていく必要があります。多くのお客様との出会いを創出できる2024年に出来るよう本年もスピードを緩めず、我々の価値向上のために頑張って参りましょう。

地域をリードする企業を目指して

　秋田県の将来人口推計が2023年12月にニュースで報道されております通り、先30年間で42%の人口減少が想定されております。社会減の要因として働く場の少なさ、賃金水準の低さが叫ばれており、賃金水準の向上と新たな事業領域への挑戦による企業成長を目指していくことが企業の重要な役割だと考えております。社員の皆さんと家族がこの秋田で幸せに生活していくことが出来るようにするためにも、企業としての責任は重大です。将来に希望が持てる企業、地域をつくっていくために私は全力で取り組んで参りますので、社員の皆さん一人ひとりも当事者意識をもって会社の活動に参画してくださることを期待致します。

2024年も地域で必要とされる企業、働きがいNo.1企業を目指して、共に頑張っていきましょう。

2024年01月05日

株式会社斉藤光学製作所

代表取締役 社長執行役員 齊藤大樹